CASE STUDY / WRITING + DESIGN
焼きとりいっかくの店名提案・コンセプト文・ロゴ制作
福岡で学んだやきとり文化を、故郷・筑西で。店主の背景、地域性、事業の方向性を文章に整理して命名前に提示し、店主の店名決定につながりました。ロゴ制作も担当しました。
THE APPROACH
店主の背景を、店名とデザインに反映しました
01 / UNDERSTAND
事業の背景を整理
修行元とのつながり、店主の想い、筑西での店づくり。名前を考える前に、方向性を言葉にしました。
02 / WRITE
店名と物語へ
「鶏群の一鶴」を由来に、店名案とブランドストーリーを制作。言葉に込めた意味まで整理しました。
03 / DESIGN
ロゴと店の表情へ
亀甲型の一角と鶴の頭のモチーフをロゴへ。サインなどに展開しました。のれんは既存フォントを指定して業者へ製作を依頼し、刺繍は業者が担当しました。
NAMING PROPOSAL / 命名検討用の提案文
店主に提示した提案文
以下は、店名を決める前に店主へ提示した文章です。これをもとに店主が店名を決定しました。店舗のWebサイト等で公開された紹介文ではありません。
1. ストーリー
「焼きとりの八兵衛」の系譜を汲む「焼鳥一力」で、豚バラ串やキャベツをはじめとする福岡の「やきとり」文化を学び、技術を磨いた店主が故郷に錦を飾る。
筑西は研究機関や行政機関、大手企業の関係者も多く、飲み屋街には影響力を持った客も度々訪れる。大事な商談が酒の場で決まることは多く、話が決まればあとは日頃のストレスを焼き鳥とビールで流し込む。潔く、分かりやすく、接待にもってこいというお店は重宝される。
これまで飛ぶ鳥を落とす勢いで邁進し、柔軟な思考と圧倒的な行動力で事業を拡大させてきた店主の記念すべき一店舗目。やきとり文化を築き上げてきた先輩の背中を追いつき追い越すために。常連客で賑わう「焼鳥一力」のような繁盛店を目指して。九州と関東の焼き鳥文化を掛け合わせた新たな焼きとり文化が、筑西に浸透し根付いていくことを願って。
2. コンセプト
「筑西一接待に使いたいお店」
かしこまるほどの高級店ではなく、古き良き大衆焼鳥でもなく、パリッと気風のいい大将が構える福岡発祥の「やきとり」を堪能できるお店。
3. 店名候補
- 焼きとり いっかく
- 焼きとり けい軍
4. 店名の由来
「焼きとり いっかく」は、関東の「焼き鳥」と福岡の「やきとり」の間をとった表記です。数あるライバル店の中で頭ひとつ抜けた店になる願いを、「鶏群の一鶴」という慣用句と結び付けました。また、修行元の「焼鳥一力」の系譜を汲む「一」を含めています。「いっかく」は和と格式を感じさせ、荒い飲み方をする店ではないという無意識レベルの呼びかけも込めています。
「焼きとり けい軍」は、読みやすさを重視して平仮名の「けい」を用い、「軍」の字面と響きに強さ・団結力を持たせた案です。
5. 鶏群の一鶴について
凡人の中に桁違いにすぐれた人物が一人混ざっている様子を表す慣用句です。長い年月に耐えた言葉に知恵や発想が詰まっていることから、古きをたずねて新しい知識や見解を導く「温故知新」の精神を持つ店の方向性を表現しました。
6. ブランドに込めた験担ぎ
- 鶴:長寿、和、幸福、祈り、影響力の象徴
- 一攫千金:予約が取れないほどの繁盛への願い
- 連鶴:次の店舗展開へつながる願い
- 鶴の恩返し:良い行いがリピートにつながる願い
- 亀甲型と六角形:手堅い事業継続と強い基盤
- ロゴ:亀甲型の一角を塗りつぶし、鶴の頭を表現
制作実績としてのポイント
単なる店名案ではなく、店舗の背景、地域性、客層、修行元とのつながり、将来の事業展開までを整理し、店名・コンセプト・文章へ落とし込みました。
IDENTITY & PLACE
木製サインや暖簾への展開
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